好きな色-ビビットカラー

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・好きな色-5 ビビッドカラー(Aguest 17, 2010)

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印象が強くて、元気のでる色。でも心底疲れているときは「No Thank you」と思う色。色は思いのほか、自分の状態を現すものでは?

情熱的な赤を筆頭に、オレンジとか黄色、濃いピンク、いずれもパンチのあるのは暖色だ。イチカバチかの難しい色使いだけれども、うまく行けばより多くの人々を喜ばせることができそう。(以前、このチューリップの写真を使ったブログのページではたくさんの拍手をいただき、嬉しくなった。きっと写真の効果が大きかったと推測)逆に、先日、拙著の中のシックな色使いを、コメントで誉めて下さった方あり。かなりセンスの良い方で、大人っぽい好みの方なのだと思う。世の中のほとんどの方がそうなら、私も好きな色だけで、渋い色だけで勝負したいのだけれども「地味ねえ」とヒト蹴りされた経験を重ね、ついそれを活かしてしまうのが商業デザイナーの悲しさか。

ゆえに、どっちがいいというよりも、今のこの日本で、大多数の方に喜んでいただくなら、華やかなほうがいいはず!という結論。それは、まさにほとんど色彩心理学的な働き。庭ならずとも、コンテナガーデニングにもそれは言える。ましてや、切り花の世界はもっと如実では。

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ぎりぎりまで、たくさんの色を使いながら、生理的に嫌悪しないで済むバランスって、かなり危ないけれども、そこには一定の法則もある。色の明暗と、彩度のバランスで調整することだ。メインカラーを決めたらその「同系色」で明暗の色、「同系色」で鮮やかな調子の色とくすんだ調子の色を基本に揃えておき、反対色を差し色にする。わかりづらいかもしれないけれども、赤の同系色でピンク系やオレンジ系でバリエーションを揃えた上で、その反対色を足して行く方法。また、草花の花壇や寄せ植えでは、そこに当然、もれなく緑色がついてくるので、色彩の不協和音が生じやすい。だから、派手な色に対してそれを押さえる色(暗色)を用意するのもポイント。銅葉の植物使いはその典型。

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ところで、日本に入っていないFIRED EARTH 社のペイント色も魅力的だ。普段は欲しいと思わない赤(Cinnabar red)が素晴らしかったので、一缶300円ほどのサンプル缶を購入。このとき、買い迷ったコチニール(てんとう虫の赤!)という色は次回行ったら絶対に買う! 今、イギリスはカラフルブーム。色の勉強をするには良いタイミングだから GO!  個人差もあるでしょうか、私には、この缶の山のなかでもやはり、赤が一番に目に飛び込んできます。ちなみに、わが家のかなりの部分をこのFIRED EARTH 社 の製品で作りました。カフェドイシスもほとんどそう。またいつか。と夢みて、時々、ここのHPを眺めてうっとりする私です。こういう材料があると知っていて、デザインを進めるのと知らないでは、いずれ手に入らないとしても、アイデアの可能性だけは広がる。最後は似たようなものを自分で作る。

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ウイッチフォードの売り場には、ベネシアンレッドみたいな考古学的赤のコーナー。私、この色は、緑色の葉っぱが最も映える色だと思っていて、ここには、さまざまな緑の大きな葉っぱのコンテナを置いてほしかったけれども、このピンクの花を配置するのも、個性的な色彩感覚だと思う。常に変わったものを提案するジムさんらしくていい。求められているのはグッドテイストで「新鮮な表現」オリジナリティ。今、私も来年のバラとガーデニングショウへむけて着々と計画中なのでありますが、斬新な発見に満ちた鮮な眺めを、提供したい。切に、そう思う。

そして、次は「青!」といきたい。しかしここで一度閑話休題。色の話は永遠に続きそうで、とまりそうもありません。 また、しばしおつきあいを。


・好きな色-9 オレンジと補色他(Aguest 22, 2010)

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オレンジ〜黄色に紫〜青色。色相対比色は、花壇の色使いにおいて、超・定番の色使です。足りない色を補うので、観る者に「十分である」といった満足感を与える。それが、好きか嫌いかは別ですが。

最も、花色のことで他の誰かから「物足りない」とかいわれたくないですが。

しかしこれを洋服でコーディネイトするとエライことに。

やはり花色だからこそのインパクトカラー。

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オレンジや黄色のシャツには、ジーンズか、ベイジュ〜グレィのパンツで茶色のブーツなどで色を締める。というのが私の定番です。

伝統のヨーロッパ的配色として、たとえばデンマークのデーニッシュカラー

オレンジ×ベイジュ×ブラウンは北欧風の工業製品の定番色でもあり、特に秋冬ファッションにもおすすめ。オレンジ色は、70年代に大ブームがあって、その後随分長い間廃れた色と思われてきたけれども、私個人はここ数年の注目色です。

注目をするに至った理由は、花のオレンジ色の力量にあっぱれと、気づいた故。

ただ、組み合わせに失敗すると、洗練されない印象になる。

オレンジ色は、先日の黄緑色に続き、黄色人種によく似合う色であり、オレンジ色が緑色の補色関係にあることから、自然界を代表する緑色をもっとも補色、補う色だということがいえる。

回りくどい書き方で申し訳ないけれども。

色のセオリーは真実。

あのう。いつもコメントで「どこのブランドですか?」のありがたい質問をたくさんいただくので、今回は先手必勝。セーターとジョッパースはラルフローレン(共にハワイで、夏のバーゲンで4年前に購入)で、ブーツは、英国のチャーチです。

ところで、チャーチの靴は長持ちの王様です。何百回も履いたとして、本国で修理に出すと、新品同様に直してもらえます。ちなみにこれとまったく同じ型のブーツをいつも探していて、なかなか出会えません。乗馬風ブーツだけは、英国製に限ります。かなり話がそれまして恐縮です。

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冷涼な風の吹く秋が待ち遠しいことですが、クリサンセマム、ポンポンマム、あらゆるキクが登場しますと、欲しくなってしまいます。

キクの仲間には、いいオレンジ色があるので。

この寄せ植えは、ヒューケラ、リシマキア、バコパがその脇役ですが、暖色(膨張色)であるオレンジの花は大きく。寒色(縮小色)であるパープルは小さい花でバランスすることで、絵画的遠近感がでます。
パープル〜青は「陰の色」

ライト&シャドウでもバランスをとります。

また、オレンジ〜黄色は「光の色」

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タッセルフラワーとも呼ばれるカカリアは丈夫な一年草。花は小さいけれども輝いて見えるので、小さくてもインパクトあり。星の王子さまミュージアムにて。

さて、また23、24日と北海道岩見沢へ。コテージガーデンの梅木あゆみ社長とキッチンガーデンの講演会があります。涼しいと良いのですが。



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