ルーフガーデン

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Roofルーフガーデン

・7月のルーフガーデン(July 18, 2010)

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英国から帰国早々、庭仕事に向かったのは新生わが家のルーフガーデンでした。去年の6月にスタートして、まる一年、いよいよ庭としても完成形になってきて、元気にサバイバルできる植物もわかり可愛い限り。6月の約一ヶ月を要して完成したガーデンフロア。夫のデザインによる珊瑚の花模様モザイクも完成。やっぱり、構築物との関係で庭の植物は美しく見える。これまでのコンクリート打ちっぱなしよりも、キャラクターのしっかりとした景色になったと思います。やはり、ガーデニングの世界を突き詰めていくと、究極は「ランドスケープ」。近所のお宅の景色までは変えられないけれども、花や緑で今、自分から見えている世界を変えることはできる。

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しかし、梅雨明け寸前。今の時期は、猛暑と湿気とヤブ蚊のせいで、ガーデニングは、必ずしも時の経つのも忘れて没頭できる趣味の世界ではなくなっています。汗だくで不快。早く終わりたいのに終われない。という感じ。

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ところが、ルーフガーデンの午後5時半から7時ころまでは、真夏でも、ガーデニングのゴールデンタイム。ヤブ蚊も滅多にいないし、風に吹かれながら本当に心地よい時間と空間が約束されている。冷たく冷やした飲み物などを整えればまた格別。何のために庭を作るのか、ただ植物が好きだから、それをコレクションする場所なのか。でも、それだけなら欲望を満たすだけ、人生の喜びも半減だ。やはり、美しく育てて、観賞しながら気持ちの良い時を過ごすための空間でありたい。できれば人を招いて。

ストレスの少ない庭づくりとは、地面の南庭や北庭の生態環境、ベランダの条件、さまざまな環境条件にあった植物を選ぶことが先決ですが、この屋上の、南から北へ風が勢いよく吹きすさぶ環境は、植物選びにおいても、なかなかの醍醐味があります。ちなみに、潅水装置は付けていません。水は最低限で様子を見ています。それには、ルーフガーデン用の用土の力も大きく、人工用土の質が、ルーフガーデンのコンディションを左右するといっても過言ではない。

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あとは、ベスチャトーさんのグラベルガーデンの品種を参考にすると、かなり行ける。というのが私が1年間、このルーフガーデンを作ってきた感想です。だからバラはやはりキツいですね。やはり低木や宿根草のいろいろ、たとえば、写真の右側/スモークツリーは地植えをすると剪定がとても大変です。シュートが早く伸びるので。ところがルーフだと、とてもコンパクトにおとなしいのが魅力。樹形をきれいに保てるので、現在、ルーフには、ライム、銅葉、グレーの3種類を植えています。この写真にもあるルドベキア ’メキシカンハット’も、とても丈夫で花期が長い。これは日あたりの良いベランダガーデンにも向きそうです。根さえ張ってしまえば、乾燥にも強い植物はたくさん。一年草ではなんともいえませんが、やはりガーデニングの醍醐味は、低木や宿根草の栽培環境との融合性ではないでしょうか。

※この記事は2010年7月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


・ルーフガーデン完成(July 25, 2010)

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昼は40度を越す猛暑の今年ですが、5時以降は最高に爽やかな、わが家のルーフガーデンがついに完成。夫のデザインによるテーブルも入って、納涼打ち上げも済み、ヤレヤレです。

それにしても凄い太陽下で植物の水やりについては心配がありますが、夕方に基本の水やりをする以外は、水やりも控え気味にローメンテナンスで夏を過しています。(屋上の場合、朝与えるとその後の気温の上昇について行けない)以前にも書きましたが、自動潅水器は付けていません。水の無駄とムラがでるし、とにかく、それほどの水を必要としない植物を植栽。夏は、ローメンテナンスで機嫌の良い植物を選ぶが勝ち、価値でしょう。2〜3日の留守では水やりナシ。

写真はアスクレピアス、ゴールデンブロッドフラワーですが、素晴しく丈夫で、夏の間ずっと花が咲く宿根草です。今年はイギリスでもたくさん見かけました。やはり、イギリスの庭にも温暖化の影響が多いにあるからでしょうか。暑さに強い植物に注目が集まっていました。

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さて、テーブルが入って、暑かった一日の終わりに用意したのは、先日英国で買ってきたPIMMS のフルーツポンチ。 
ピムス1:レモネード3で割った なかに、ベリー類、レモン、オレンジ、バナナ、 キウイ、ミントなどを入れて乾杯!実は私はもう、一日中肉体労働でヘトヘトでした。

疲れている時は、あまりストレートにアルコールを摂らないほうが良いと思う。実は、イギリスで知った飲み物がマイブーム。ビール、ワインなど、すべてのアルコールを、別の飲み物で割って、爽やかにしたサマードリンクです。たとえば、白ワインをソーダ水で割ったり、ビールをトマトジュースやオレンジジュースで割る。シャンパンをエルダーフラワーソーダジュースで割ったりと、とにかくアルコールを弱めて水分補給しながら夏を乗り切る飲みものたち。汗をかいた後は、いきなり濃いアルコールを接種しないほうが良いし、爽やかな口当たりに期待して、先入観を無くしてお試しあれ。

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左は桃のネクターとビール、サンペルグリーノで薄めたピーチペルグリーノ(私の命名)。ライムでコップの内側をぐるりを回せば香りも爽やか。庭仕事の後に、一人屋上でのんびりする用に。わずか15分でも生き返ります。酔っぱらいたくはないので、あえて薄めます。

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テーブルに合わせて4メートルの長さのテーブルクロスをミシンで縫いました。このカーテン生地はロンドンのイアンマンキンから。庭では、植物柄よりもストライプやチェックなどのシンプルな柄が似合います。

パーティの準備中、まだかなー、まだかなー。と、ひたすら待ちの体制の息子。今回は
ルーフガーデン用に風でも飛びにくいどっしりとしたイタラのグラスをラインナップ。普通のシャンパンやワイングラスだと風が吹いた時にかなり危険だからです。

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さああ!これで庭の基本が完成。別世界を感じる夏の庭のユートピアができました。あとは来年、これらの宿根草がどのように成長していくのか、年毎の変化が楽しみです。植物名や配置図は9月発売のミセス10月号にイラスト入りで詳しく書きます。お盆進行でその入校まであと5日。(慌)ぜひ、見てください!

※この記事は2010年7月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。



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