ハボタン

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Ornamental cabbageハボタン

・冬の寄せ植え(December 11, 2011)

写真1

来週撮影する「園芸ガイド冬号」のための、ハボタン、シクラメン、プリムラの寄せ植え。
とにかく、マンネリを打破するには材料。その材料探しだけでもここ3〜4日、しかし、それでもまだ足りない。イメージのものがなかなか見つからず。東京サバーバン多摩地区の我が家周辺はありがたいことに大型の園芸センター、こだわりの苗屋さんが少なくないので、周辺の6軒を本気で回れば結構良いものが見つかるのですが、これも、大事なのはタイミングです。日々入荷がありますので。
今年は真っ黒に近いハボタンが面白いですね。でも、個体差もあり、本当に使いたいのは、1ケースに1〜2株。ここ数日、家族全員、風邪、思うように仕事が進まず、ここ数ヶ月でもっとも厳しい日々ではありますが、太陽の出る日は暖かく、ヤブ蚊の心配もない庭で過ごすのは幸せと言わなくてはいけないと思います。

写真2

マンネリ打開にはコンテナも大事。今年の夏に北海道恵庭の花の牧場さんで見つけた英国製のコンテナライナー(ハンギングやワイヤーバスケットのライナー)結構な大きさでなんと680円。即買いはしたものの、今回初登場。リサイクルファブリックなのですが、素敵なペールグリーンです。淡い色調のパステルな寄せ植えに似合うと思います。

写真2

新聞紙などでワイヤの型紙を取り、その通りに切り抜く。底蓋は余り布を敷くかほかの不織布などでも。
針と糸で簡単に留めます。すでに、ここには優しい桜色の寄せ植えが入って完成したのですが、その完成品は来年12月発売の園芸ガイドへ!そういえば、今月号の園芸ガイドの表紙は私が作ったへレボラスの寄せ植え です。結構地味な色合いだったのですが、採用となり、嬉しいです。
今日はもう、完成した際に日暮れていたので、写真が撮れなかったのですが、また一部、その雰囲気だけでも写真をアップしたいと思います。みなさまの寄せ植え作りのヒントになるとよいかと思います。

いまのところ9点が完成し、派手な色合い、地味な色合い、かわいい色合い、色彩のバラエティを持たせつつ、植物の個性的なフォルムの違いに注目した寄せ植えが完成。実はまだあと、ディノス誌の撮影で大型寄せ植え3点と、セキスイハイム、ハーモネート誌の連載用寄せ植え3点がまだできず。焦りの日々です。お歳暮のお礼状もなかなか書けずすみません。

※この記事は2011年12月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


・冬の寄せ植え−2(December 12, 2011)

写真3

昨日ご紹介したペールグリーンのコンテナライナーを敷いたバスケットに植えたパステルピンクの寄せ植え。(全ぼうは、来年の園芸ガイドご参照のほど)隣同士に似たようなフォルムの植物を植えないといういつものセオリーに色彩を注意深く。特にハボタンの芯の色に近いパステルピンクのシクラメン、微妙に気に入りを見つけるのが難しい。仕入れしたての2ケース48鉢が並んだ売り場でOKなのは2株ていど。今回何度か購入したのは、プリムラ・ジュリアン’ストロベリーミルフィーユ’の色も質感もフォルムも新鮮で。花の大きさの大小のメリハリがつけやすい。

それにしても、以前は一日に8〜10点くらいどんどんできたのですが、なかなか進まなくて、ああでもないこうでもない。と、考える時間が長いのと、ほかにも細かく瑣末な仕事が多いのと、実際に日暮れも早く作業時間が短いのも要因ですね。

イギリスに住んでいたとき、それが夏であれば、家の支度片付け一切せず、ご飯も作らないで(自分は食べなくて良くなってしまうので)一日中、朝(夜明けは4時過ぎだった)、6時ころから日暮れ(イギリスの夏は21時すぎ)までずーっと、庭仕事をしていました。楽しくて楽しくて、まだ30代だったこともあり、体力の点で疲れるなんて言葉は知らなかった。

あの時代の、一日が長くて、神経を集中していろいろなことができた記憶が、自分のなかにずっとこびりついています。独身だった人は、結婚して子どもができると、皆同じように感じるのではないでしょうか。子育ての日々は、一日にいろいろとコマ切れにやるので、自分のしたい事、やらなくてはいけない仕事も、ほんの僅かのことしかできない自分へのもどかしさを始終感じることになります。それでも、何かを実践すれば、形に残る。寄せ植えでも、手作りのクラフトでも。さらに、子育てをしていると、そうした写真の写真一枚撮るのも難しいことがありますが、エイヤと立ち上がって、何かを作る。写真に残す。しかも「きれいな写真にして残す!」という強い想念が大切。

写真3

写真は凄い。といつも思うのは、目で見ている対象物は、自分の都合の良いように見ているので、欠点も解りにくい。写真にすると、寄せ植えなども、欠点が見つかりやすい。今はデジカメなので、欠点を見つけるために写真を撮ることも多いです。見たら消去。残しておきたい、自分以外の誰かに見て欲しいものだけはとっておきます。

庭を作る時は一層。もうすぐ、国際バラとガーデニングショウのガーデンコンテストの公募も始まると思いますが、コンテストガーデンは仕上がりが近くなったらなんども写真を撮ってチェックすると良いです。植物のフォルム、コントラスト、向きの善し悪し。

(写真はハボタンだけの寄せ植え。ここにまだアクセントの植物を入れていない、キャスティングに奔走中)

写真は、ただ単に証拠をとっておくもの、思い出を残すものではありません。

自分の肉眼では気づかない作品の客観性を養うのに、最高の友達。ちなみに、自分のお気に入りの着こなしも、全身を写真で撮っておくと、さらにその欠点を補うテクニックが解ります。

大切なお出かけやパーティ、撮影などの前には、スタイリングチェックのために、三脚を立てて自分で撮っておくと、服選びに迷った時、とても役立ちます。それにずっと後になって「ああ、こんな服を着ていたのだな」と、おもしろがれます。私、20代のころ、よく、突飛な恰好をしていましたが、写真には残っていない。時々、記憶のなかの自分の服を着こなしを見てみたくなるのに。

※この記事は2011年12月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


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