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吉谷桂子さんのガーデンライフキーワード

July7月

・箱根 星の王子さまミュージアム(July 09, 2012)

今日は、箱根 星の王子さまミュージアムにて、公開ガーデニングワークです。

箱根は湿度が高いことでも有名な土地。ただでさえ湿度の高い梅雨の時期、箱根仙石原の湿度と土壌の粘性は、この時期、べたべたを通り越してびしゃびしゃであります。プランツエコロジーを考えれば、湿原の原種植物を選ぶべきでありますが、華やかな色彩も必要なパブリックガーデンには、どうしても華やかな園芸植物が必要です。しかし、どう頑張っても育たない植物、たとえばベゴニア、ゼラニウム。ペチュニアはうまくいかない。根腐れして弱る傾向に。トレニアはうまく行くけれども。

写真1

驚くほどに、ルドベキアはうまくいく。エキナセアも良い。アンゲロニアも良い。

写真2

先月、ミュージアムの庭には、斑入りアヤメがずっと美しく咲いていました。数年前の5月にバラとガーデニングショウで使った苗を植えたもの。アヤメも水が大好きですね。その時より増えてきました。

写真3

タテのラインが、庭をすっきり見せてくれます。ちょっと後ろの配電装置を隠したいわね。いつも思うのに、なかなか良い案が浮かばない。

ちょっと前のことですが、歯医者さんの待ち合い質で目にした雑誌の記事。収納三大ルール「面や直線を作る」部屋をすっきりと片付いてみせる方法にタテのラインうあ面を作ってすっきりさせる(斜めのものを無くす)という大条件がありますが、庭もこれと同じ。なるべく、斜めにアッチコッチを向く植物のボリュームを減らし、まっすぐ上に向かう線の植物や並行的に咲き揃う面の花などを加えていくと、庭がすっきり片付き、まとまって見えます。

写真4

色をまとめる。というのも、「一カ所で2系統以上の色を使わない」といつも基本ルールとしてお話していますが、室内も同じです。そして、パブリックガーデンでは、花を咲かせる以上に、このことに「散らかって見えないよう」大変気を使います。

写真5

(←先日の銀河庭園、クナウティアだったか?背が高いので暴れて咲くけれども、基本のパルテール花壇の構造がしっかりしているので、そのコントラストが素敵!)
しかし、先日、北海道、恵庭の銀河庭園でヘッッドガーデナーの山口さんがおっしゃっていたのですが、北海道の初夏、この美しい宿根草が咲き乱れる庭を歩きながら、お客さんが「花が咲いてない」と、不満げに呟くそうです。咲いていても、白や淡いピンクだと目に入らないようで。
(↓先日の銀河庭園/植物のフォルムのコントラストが美しい!)

写真6

同じことを星の王子さまスタッフからも聞いたことがあり、真っ赤!や真っ黄色、どピンク!などが賑やかでないと満足できない花好きさんの好みもあることは、事実として知っています。でもそこに迎合しても仕方がない。ある程度は華やかさを心がけつつ、ほとんどのお客さまは、「わあー!素敵!」と叫んで下さるので、嬉しい思いです。.....模索は続くよどこまでも。

↓そんなわけで華やかさがあり、すっくと立ち上がるジニアは夏の重宝。また、セロシアもタテに伸びるのでフォルムの変化を際立たせることができるので、便利な植物。この箇所は冬はどすんとクリスマスツリーが来るので、一年草しか植えられない。でもそれを生かすと花壇のクリアもしやすくてなかなか好きな場所です。

写真7

今日は、雨が降りませんように!

※この記事は2012年7月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


・星の王子さまミュージアムの7月(July 10, 2012)

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箱根から、無事、戻りました!たくさんのコメントありがとうございました!(コメント「さわやかさん」、特にありがとうございました)

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今は、お花がたくさん咲いて(わたし的には、ちょっとセーブしたいような)賑やかです。ただ、予定と違う色の花が咲いて、焦ったり。

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今日、庭に来て下さった皆様、ありがとうございました。凄すぎるお天気でクラクラしましたが、実は今まで大雨の連続だったそうです。

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酷い豪雨の。それで水はけ悪く水が溜った個所の植物の調子が悪くなって...ああ、例年の繰り返しね。いえ!去年の秋から頑張って改良を重ねたので、かなりいい!一ケ月以上も 咲きっぱなしのバラ!バレリーナ、アンジェラ。彼らが咲くのは当たり前と思われがちですが、去年まではこの品種さえも、難しかったのでした。。その内容は、ミュージアムのブログに書いたので見てくださいね!

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この結果は本当に素晴しいことになりました。バラの元気さがまったく違ってきました。嬉しい!です。愛情と手間、そして、ちょっとコストをかけた。その、結果が、いろんな人たちをハッピーにしてくれる!よかったー!これからも、ミュージアムの庭はしばらく楽しい花が咲き続けます、箱根湿生花園や他の施設を合わせて、ぜひお立ち寄りくださいね!お花たちが待ってまーす。しかし、晴れた日の夕方がベスト、遅めのランチをミュージアムのフレンチで堪能し、午後3時以降にでも!

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ところで先日、恵庭の銀河庭園でこの、イギリス製のガーデンスクート(3980円!)を買ったのですが、凄くいい!作業がとても楽になりました。園内を子犬の散歩みたいに移動するのも楽しくて。

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作業が楽になる道具を買うなんて年とっちゃったのかなと思いますが、楽になれば、作業はずっと楽しくなる。銀河庭園に行くと、この手の道具を必ず買ってしまいます。ローンエッジングは、少し土を嵩増しして植えたい個所に。マルチライナーは、ハンギングのカバーに。

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ヘメロカリスが今日も咲く。長い間、交互に咲き続けて嬉しい。隣り合わせの品種の葉の形を意識的に違えて、リズムができるように植えています。

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先月植えた時から、ジニアも増えてきました。赤〜ピンク、これがフレンチなイロアイ。引き締め役のセロシアやストラビランティスは、我が家の近所の園芸店で買って持っていったのですが、ケチらず6株くらい買えばよかったのに。ちょっと高かったので、試しに二株づつ。こうして、私が育てた株や近くの店で見繕って用意した苗を植えることも多いです。

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背後の壁の色に最も合うのも、ピンク系。このインパチェンスは濃いピンクですが、箱根の気候に合っています。フランスならゼラニウムですが。

写真18

コテージガーデンの梅木さんの作ったジニア、こういう赤がなかなか手に入りません。今、素敵に育っていますよー。続く。

※この記事は2012年7月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


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