インパチェンス

アイリスガーデニングドットコム
  1. 吉谷桂子さんのガーデンライフキーワード
  2. インパチェンス
吉谷桂子さんのガーデンライフキーワード

Impatiens1インパチェンス

・寄せ植えの仕事(August 26, 2012)

仕事柄、この20年間で、何百という数の寄せ植えを作ってきました。

そんななか、もっとも私が興味を持ち、その道を究めたいと思うのが、ロングライフのコンテナ&寄せ植えです。

写真

仕事で作る寄せ植えには、大きくわけて、「ショートライフ」スタイルと、「ロングライフ」二つの概念があります。

「ショートライフ」は、展示会用とか撮影用で、人の目を奪うような見事な美しさを1〜2週間でも保ってくれたら良いのですが、短い期間にたくさんの人の目を喜ばせる役目があります。ガーデンショウもそういう役目を担っています。


「ロングライフ」スタイルは、2〜3ヶ月以上は、うまくすれば半年は飾るに値する姿を保つ寄せ植え。自宅だけでなく、商業施設にも必要です。

私が箱根「星の王子さまミュージアム」で目指すのは、完全にロングライフの寄せ植えです。

写真

(アジサイの額が茶色くならず、きれいに夏を超した寄せ植え、実は、作って2年目、冬は地味にしていましたが。ヒューケラ、アイビーも共に2年目です)

ここでお知らせです!
10月11日(木)埼玉、新宿発でクラブツーリズム主催により、箱根「星の王子さまミュージアム」のガーデントークツアー募集のお知らせ。10月は、晩春に植えたロングライフコンテナの最後の月。11月には冬支度にずばっと変更するのでその管理方法なども、ご説明して回ります。

写真

(3年前に作ったセダムの寄せ植え。一年目は根鉢の空きがあったので一年草を寄せ植え)

写真

3年経った今、めいっぱいに大きくなった、セダム スペクタビレ。ひと株が大きくなると、寄せ植えしなくても、見事なオーラ!存在感あり。しかし、晩秋には株分けしなくては)

写真

(夏の植物は生長が旺盛なものが多い。大きなコンテナにのびのびと。週に一回の液肥が欠かせない)

写真

(カラーリーフがあれば、花は、一種類で十分かな?ニューギニアインパチェンスは、箱根なら炎天下でも花が痛まないが、東京では日陰〜半日陰の栽培のみ)

写真

(そろそろ、秋の寄せ植えの計画開始)

ロングライフの寄せ植え、たとえば、秋に植え付けるパンジーや球根の寄せ植えは、東京近郊なら、11月に植えて4月上旬までは観賞ができるので、正真正銘のロングライフといえるでしょう。

写真

数ヶ月をかけて立派に育った寄せ植えは、徐々に大きく立派になって、見る人を元気づけるような素敵な寄せ植えに育ちます。

そんなロングライフの寄せ植えに、私は、もっとも興味がある。そういうものを作りたい。そのことを目指して、完璧ともいえる植物同士の相性を探って行くのも仕事。これには、終りがない。だってまた、次々に新しい品種が出てくるし。

写真

(ミュージアムの北側のコンテナ.レックスベゴニアは超重宝!)

植物の品種は、多品種である必要はなく、2〜3品種類限定で良い。

でも、まあ、ついついいろいろ詰め込みたくなります。ついついね...。わかっちゃいますが。

写真

夏なら、花もの(ニチニチソウやペチュニア類、インパチェンスなど)一種類に対し、葉もの(コリウス、イポメアなどのカラーリーフなど)を2種で、合計3種でいいのにね。

↑の寄せ植えは、晩夏にニコチアナが消えて、さらにコリウスが巨大化。実は背後にセキショウも入っている。アイビーも、ペチュニアに隠れた。しかしまあ、最初は、苗が小さくて寂しい眺め。ついつい脇役が増える。でも、そういう変化も見越しての作り方があってよいかと思う。

冬は、パンジーなどの長持ち花に球根もの+冬の葉もの(アイビー、ヒューケラなど)。

写真

パセリとパンジーだけの2種、P&Pコンビは長持ち。ここに、球根を入れてもよかったかと、また増やす相談。


こういう定番寄せ植えは、目新しさはないけれども、肥料や培養土、管理のコツ次第で、立派な寄せ植えになっていく。やっぱり、手間と時間をかけて美しく育てるガーデニングが楽しい。

そのためにも、庭にいる時間が心地よい季節。ヤブ蚊のいない庭が恋しいものです。

猛暑の夏。暑いの苦手。今朝も、ヤブ蚊に随分食われ。嗚呼〜夏のガーデニングは苦手です。

庭仕事中。汗が目に入ると痛いですね。涙は大丈夫なのに、同じ自分の体液でも、成分が違うのね!何故だ。と、関係ないことを呟く朝。すると、ついつい

「手間のかからないガーデニング道を極めるには、どうするべきか」「断捨離か!」

バランスが大切。でも、引き算は常に、ガーデナーに課せられた使命と悟って。

増やす喜びあれば、減らす苦あり。

ああ、、、今頃、イギリスなら冷涼な朝を迎えているでしょうか。ちょっと、ため息がでます.....。たまに、7度の夏を過したハムステッドの自分の庭を思い出し。恋しくも切ない気持ちい襲われます。ひんやりとした空気の中で、緑に親しむ.....。

写真

(1994年夏、ガーデナーのゴードンと、自宅庭にて)


私が連載をしている企業誌の ウエブサイト版  GARDENING FIELDってご存じですか? 実は、私も最近まで知らなかったのですが。写真がきれいで、見応えあり。いろいろな寄せ植えの春夏秋冬です。

※この記事は2012年8月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


・M&B フローラさんの展示会にて(May 30, 2014)

写真

星の王子さまミュージアムに植えさせて頂いているお花、それでお世話になっているM&B フローラさんの展示会に、行ってきました。

写真は、夏は大きな木の下で、日当たりの悪い王子フィギュアの花壇。ここにインパチェンス、フィエスタシリーズの”サルサレッド”を植えました。八重咲きのインパは、時々「これはバラですか?」と、聞かれることがあります。これは植えた直後のことで、これからひと夏をかけて大きくなるのが楽しみです。

写真

この日は、千葉県内の他の種苗会社も展示会を開催中とのこと。他の種苗会社のも行きたかったのですが、あまりにも時間なく。そして、千葉は近くて遠い場所。往復6時間もかかってしまった。でも、その甲斐ありました。見渡す限りの花を見る。って、やっぱり、なんというか気分が発奮する。というのでしょうか。盛り上がります。花からたくさんのエネルギーをもらいました。

写真

(耐陰性ならお任せのインパチェンス。これはその名も”パッチワーク”。
星の王子様ミュージアムにも、日当たりの悪い箇所にたくさん植えました!あまり日当たりのよくない箇所で、このように華やかな色が楽しめるのは、ありがたい。中の白斑が妖精みたい)

そんなわけで、次の仕事に使いたい、たくさんの花達と出会った次第。

さて、私がデザイン管理する観光庭園では、たくさんのお客様の目を楽しませるために、華やか。花やかであること。開花期の長いことが大切です。老若男女、みんなが楽しく、花とアイコンタクトできる品種が必要なのです。以前は、私の好みで植えてしまって「地味ねえ〜」などと言われ、終わってしまうことがありました(笑)。

でも、花がたくさん咲く。ということは、それだけに、花殻摘みなど、細かな管理が重要になります。だから、インパチェンスのように、あまり神経質に花殻摘みをしなくて良い花は、助かります。

写真

ペチュニアは、花殻摘みが肝要。そうはいっても、ペチュニアの元気さ。花殻摘みが趣味の私は、何千何百と花殻摘むのは降参ですが、一度に20〜30の花殻摘みなら、これもひとつの楽しみ。
写真は、ペチュニア   ”ギュギュ” 。本当にぎゅぎゅっと咲きますね。
日当たりと風通しは必要ですが、やっぱり、楽しいペチュニア栽培。
ひと株でここまでいけば、自慢したくなる、自画自賛のためにあり?

写真

ストライプ咲きのハイブリッド・ペチュニア。5つ星コレクションシリーズの”チャチーンチェリー” や ”ブルースターダスト”など。それはそれは華やかで、見ていて楽しくなります。

私もこの初夏、このシリーズでたくさんの寄せ植えを作りました。それは、来年の春発売の園芸ガイドへ掲載させていただきますね。

写真

植木鉢の色や脇役の植物次第で、個性的な寄せ植えが出来そうなベリーベロア。アメリカで大人気の品種だそう。かなりPOPな色合いの寄せ植え。を作ってみたくなりますね。

写真

かと思うと、黒いペチュニア、”ブラックベルベット”も素敵です。この品種、花が大きくて立派です。今我が家でも、同じ品種が大きく大きく育っています。

写真

人魚のウロコは、エケベリアなどの多肉植物。

メインで多肉の埋め込みを上手にこなしてくれたのは、ガーデンデザイナーの大滝暢子さん。緻密な時間の感覚を必要とする。

いまのところ、この人魚は、たくさんのポールセンローズと多肉植物をご提供くださったブロメリア岐阜さんに貰っていただきたいと思っています。

写真

アサリナ”ミスティック”。こちらも、緑のカーテン向き。ゴーヤとかヘチマのカーテンもいいけれど、花のカーテン、楽しいです。室内のカーテンの色などと、カラーコーディネートしたい。

写真

切り戻し次第で長く楽しめるネメシア。花色が優しくてステキです。

写真

自然に”編み込み植栽”(植物が混ざり合って咲くように工夫)が、できてしまう枝張りのよいユーフォルビア  ”ダイアモンドフロスト” 。白斑の入るアイビー・ゼラニウム”フォーカス・レッドアイス”と一緒にこんな風に咲かせたら、嬉しくなりますね。私やっぱり、ゼラニウムが好きでヨーロッパの景色を思い出します。

写真

自宅では自分の趣味で、常に、ホワイト・ゼラニウムを咲かせていますが、今年は、白のハイブリットゼラニウム、”ダブルテイク”を植えました。花が散りにくい性質の品種で、我が家の階段室のサンルームでも活躍中です。花びらって、案外掃除が大変です。 

これから先の季節は、暑さや乾燥に強い品種を撰ぶのも、ポイントですね。

写真

最後に登場は、とっても花の大きいアンゲロニア "アークエンジェル"。
アンゲロニアは、夏の暑さに強いので、頼もしい夏の花です。コンテナで育てる時は、マグアンプを少し多めに入れることで、開花も旺盛になります。もの凄く暑かった日は、その夕方に活力剤などを葉面散布するのもいいですね。アサガオなどに顕著な結果がでますが、日暮れ後にたっぷり水をやるとツルが良く伸びる。それと同じで、日暮れ後に水をやると茎が長くなる傾向(徒長の傾向)ってあるように感じます。

いよいよ夏ですね。

※この記事は2014年5月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


pagetop

吉谷桂子さんの大人気コーナー

ガーデンセンサーライト特集

日本クロストラスト
当サイトは 日本クロストラスト(株) の認証を受けています。