ナデシコ

アイリスガーデニングドットコム
  1. 吉谷桂子さんのガーデンライフキーワード
  2. ナデシコ
吉谷桂子さんのガーデンライフキーワード

dianthusナデシコ

・福島の庭 徐々に進行中(August 08, 2012)

写真2

(野の花マットのナデシコが満開中)

今年の春から動きだしていた、福島県石川郡に、完成予定の庭。いよいよ、そのデザインが最終決定。ちょっと NEW で、素敵な庭になりそうですよ! それは、以前もご紹介したことのあった「野の花マット」の(有)仲田種苗園さんの庭です。

写真2

(最高のロケーションにあるガーデン候補地)

いよいよ秋の工事開始日程も明確になり、やる気満々の私たち。それにしても、庭は「最初に、植物ありき」

写真2

絶対にそう信じる私は、今回も二日間に渡り、植物たちを見て歩いた。たっぷりの植物たちに繰り返し出会い、これから庭の設計に使う植物選びで、ワクワクする。

写真2

それにしても、福島の緑って、本当に美しいです。このモミジを使おうか、別のアオダモがいいか。あまりにもたくさん見過ぎて、だんだん解らなくなる。

こういう豊かな緑があるからこその、湧き水の美味しさも忘れられない。いや、本当に美味しかった。甘くて。

写真2

本来、そこにあるだけで美しい植物を、一層、素敵に魅せるためのデザイン。まずは、フォトギャラリーで見ていただこうと思います。

写真2

(私は自分よりも背丈の高くなる宿根草が大好きなのですが、なんと、土が4センチだけの深さの野の花マットで、170センチほどのオミナエシ。植物の生命力って凄いです)

実際の庭の本公開(オープンガーデン)の予定は来春以降になりそうですが、私のイメージ(頭のなかのビジョン)は、その完全な完成形が「実物がまるでそこにあるように」できた!
本当に、とても楽しみになってきましたよ。

写真2

(ベニガク、と呼ばれていたヤマアジサイ。森のなかで真っ赤な色があると、とても、不思議な印象)

構造デザインは、吉谷博光。ここ数年、国際バラとガーデニングショウでそうしてきたように、構造デザインと植栽デザインを分けることで、一層の完成度の高い庭ができることと思います。

写真2

(レンゲショウマ。咲く前のコロコロ蕾がかわいい)

これまた一度ご紹介したことのある、仲田種苗園の仲田社長のお母様の庭を、私の中で再現したシェーディ・ゾーン と、炎天下に強い野の花マットで構成される庭。

写真2

これから、世界に発信できる、日本のネーティブ・プランツの庭。日本の在来種を基本に、存続可能な日本の「プレイリーガーデン」とでも形容できる、そして、さらなる豊かな日本のプランツエコロジーの印象を豊かに広げて行きたいと思います。

写真2

それとは、また、まったく違うアプローチの箱根「星の王子さまミューアム」の庭も、昨日がガーデンワーク。見事な園芸種の花が満開で。それは、また後日、フォトギャラリーにしたいと思います。帰国後の忙しさからなかなか抜けられませんー。ふぅー。

写真2

ところで、「どうして、イロハモミジっていうのですか?」私、急に疑問になりました。仲田社長に伺ったところ、セブンポインテッドの葉からくると。

昔の日本人は、数を数えるとき、ヒーフーミーヨー。とか、言っていた気もするけれども、1組2組と、クラス分けの呼び名を。イ組、ロ組、ハ組、なんて言う風にも呼んでましたっけか。

言葉って時代により、風化したり、変化して行くものですね。

勉強になりました。

写真2

※この記事は2012年8月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


・箱根湿生花園(August 07, 2010)

写真7

英国在住時代からずっと、箱根の湿生花園には興味があり、行ってみたいと思っていました。グンネラが植わっているという噂も聞き。

日本独特の、湿気が好きないわば日本のネイティブ・プランツをふんだんに見られそう、日向、日陰の植物が目の前で元気に繁茂していれば、手にとるようにその生態がわかりそうだという理由で。でも庭の設計もよくできていた。

写真は、手前のアンジェリカ(シシウド)、カワラナデシコ、コオニユリ、ヒメトラノオ、ミズチドリなど。

それで、実際に訪ねてみると、これまでに見たどの日本の庭よりも、美しくタメになる花園でありました。英国の園芸家にも見せたい。

写真7

まったく光の射さない暗い森林で咲く、リクニス(フシグロセンノウ)赤い花が可愛いので、こんな宿根草を日陰の庭に植えたいもの。この写真湿気で曇っていますが。

箱根湿生花園、歴代の皇室ビジットも多いだけあって管理もきれい。まだまだ美しい時期が続くようですので、まだの方は、ぜひ。

私は今まで、ここを訪ねることを誰からも薦めてもらえなかったのが残念。それで無理をしてでも仕事の隙間に行くことができなかった。場所は、星の王子さまミュージアムのすぐそばなのに。来年の6月下旬には、ぜったいに見学ツアーをしたいと思ったほどです。庭の鑑賞法をレクチャーしながらだと、ただ見るのと違うし。

植物名のタグがきれいに管理されているので、植物を覚えるのにも最適です。来年は、個人的に、年間パスなどで毎月眺めたいと願うのですが....。難しいかしら。

写真7

さて、最後の写真は、星の王子さまミュージアム。今、サワギキョウ、Lobelia sessilifolia  宿根ロベリアがきれいに咲いています。北海道から箱根を含む九州まで、あらゆる湿原に群生するという、日本原産のサワギキョウ。このお盆休みの頃が見頃です。

※この記事は2010年8月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


pagetop

吉谷桂子さんの大人気コーナー

ガーデンセンサーライト特集

日本クロストラスト
当サイトは 日本クロストラスト(株) の認証を受けています。