クリスマスリース

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Impatiensクリスマスリース

・冬の暮らしと冬に欠かせない飾り(November 17, 2012)

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まだ秋ですけれども、冬の準備が始まっていますね。我が家も、今日ストーブを出してきました。ストーブ、あったかい!外が寒くて暗い週末は、ちょっと手芸的なことをしたくなります。来週、「暮らしの手帳」誌でタッセル作りの特集の撮影があるので、その準備も進めつつ、飾りの在庫のチェック。しかし、ほかのデザインワークの図面も数枚仕上げ、来年のバラショウのスケッチも締め切り間近!ああ!でもこんな日は手芸したい。と、心から思います。

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リースを飾るのは、12月1日からが良いかな? と思いますが、以前作ったものがとってあるので、それを。なんども書いていますが、これらの飾りは、これからの一年がつつがなく過ごせますようにと、願いを込めます。リース飾りは一種、古代から続いた冬の守り飾り。だから、上下がないし、まるくラウンドしています。
(たまがわのクラスでは、こんな感じのヒゲブドウのリースを土台に飾りを創ります)

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(こういったディテールに好きなものをつけたり、魔除けの意味もある鈴をつけて玄関に飾る予定です。かと、いって何か深い意味を持たせようとは思っていませんが、庭から色彩が消えるので、私はどうしてもドア回りに飾りたくなるのです。イルミネーションも、きっとそのひとつですね。)



先日、同じ方か、別の方か不明ですが、名無しの方から 2度

拍手ではありません。キリスト教徒でもないのにどうしてクリスマス、クリスマスと騒ぐのですか?

キリスト教徒ではない人がクリスマスを騒ぐのが不思議です。

などと、コメントを戴いていますが、なんだか、こんなふうに思う気持ちを解らないでもないけれども、どうなんでしょうか?みなさんはどう思いますか?

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(今年の年末は、とても忙しく、ここまでは飾る時間も心のゆとりもなさそう。でも、簡単な飾りでいい。せめてリースくらいは手作りして。クリスマス飾りは欠かしたくないと思う。生活の潤いのために)

キリストの存在前の、紀元前。古代ヨーロッパの冬至が12月25日。太陽神を祭る祝祭日としてもともとのお祭りであったこの日を、ローマ教会のほうでも、いい具合に異教徒と融合するための都合のいい「日」に決めた。と、聞いたことがあります。本当のキリストの誕生日は不明だとされていますが、むしろ、キリスト教の宗教行事というよりも、古代から人間が本来もっていた生理的な感覚が、この飾りを必要とする。こうしたキラキラだったり、家のなかでできる手作業なのではないでしょうか? だってやってみると、ずいぶん心を癒してくれますよ。申し訳ないのですが、リースもクリスマスツリーもキリスト教的な意味はありません。もっと民衆的な感覚なのだと思います。

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今や宗教、国境を超えて世界じゅうの国々で楽しみにする「ハッピーホリディシーズン」の象徴と考えたら良いのでは? 少なくとも、私はそう考えていますよ。正月休み。という考え方も良いと思いますが、なんといっても、何末の、あの雰囲気がなんともいえず好きです。 まあ、西洋から来た習慣。バレンタインもハロウィンなんだかなあと、思うこともあるのですが、現代の人生の、ある種のリズム感には、あってほしいムードではあります。

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12月にクリスマスに飾りがなかったら、どんなに寂しいでしょうか。

と、私の12月のクリスマス飾り、1年間の締めくくりに欠かせない飾りであると考えます。

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クリスマスが好きで、今までの30年間。時間が自由になる時期は、海外のクリスマスを味わうため、旅に出ました。

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ドイツやフランスで過ごしたクリスマスは、まさに独特に静かな宗教色を感じましたが、アメリカやイギリスで過ごしたクリスマスは、無条件に飾りを飾って美味しいものを食べて、ホリデーシーズンをエンジョイする。そんな感じでした。ハワイやバリ島では、不思議な南洋のクリスマスツリー。ただし、北欧のクリスマスは未経験。いつかはきっと行ってみたいのですが、昼から暗そうなので、躊躇します。以前11月に北欧に行った時に、ちょっと鬱っぽくなったことがあって。

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そして私個人は、クリスマスがとても大切。キリスト教徒ではないけれども、自分のライフサイクルに大きな意味を持つ日だからです。自分の誕生日が12月25日で、生まれたのも、東京新宿にある「聖母病院」母によると、ライブで賛美歌の聞こえるなか生まれたと聞いていますが、子どもの頃は、家の中をクリスマスの飾りでいっぱいにしていい12月が、一年でいちばん楽しみでした。通園していたのもカトリック系の幼稚園でしたので、そこでは生誕祭の劇もやりました。私は動物の脇役でしたが。子供心にも、そんあクリスマスのムードを無条件に楽しく感じたました。

自分の親が「キリスト教徒ではない人がクリスマスを騒ぐのが不思議」と、クリスマスにケーキも買ってくれなかったら、幼少期、さぞや寂しかったと思います。今思うと大正生まれの両親でしたが、クリスマスの飾りを楽しんだり、ケーキやチキンのローストを買ってきれくれたことを嬉しく思います。なにしろ、年に一度だけでしたから。

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これからしばらく、花の季節とはお別れですが、花の季節には、花を飾って楽しもう!

それこそが、季節ごとの喜びです。

※この記事は2012年11月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


・クリスマスリース作り 2011(November 05, 2011)

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ここ数日、札幌市にある百合丘公園の依頼で、公園内の材料を使ったリースを製作中。百合丘公園主催のクリスマスディスプレィに参加するためです。

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札幌市公園緑化協会の方から見事なローズヒップや松ぼっくりが送られてきて、WOW!こんなに実がたわわに枝についた素材を見ることは珍しい。たいてい鳥の餌になるか、ぽろぽろと落ちてしまうから。

こんなに美しい素材が自然にあったなら、大昔にヨーロッパの人々が晩秋になり、森から素材を集めてリースを作ることを思いついた、そんな衝動がよく解りますね。

ヨーロッパの基本のクリスマスリースは、本来「幾年も、つつがなく平穏であるように」との願いを込めて、あえてアクセ
ントをつけず、同じような植物を連続パターンで作るのが正統です。一番下にリボンが来たりするのも、基本はシンメトリー。

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日本でよく見かけるのは、左右非対称にどこかしらアクセントが付いたデザイン。多分、日本人のDNAか、生け花に通じる感性か。いずれにしても、自分の好みを存分に発揮して、好きなように自分らしく、作れば良いのですが、年毎に、そのテイストは洗練させて...。大人っぽく。が私には理想ですが、かわいいのも嫌いじゃない。今年のリースには、左右非対称に小鳥を付けたり、少し楕円形のフォルムにしています。やはり毎年同じなのもつまらない。

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う〜〜ン、でもどうかなと迷っています。今年は少し特別な年だから。(写真は今制作中の百合丘公園のカラマツだけで作ったリースに輝く氷に見立てたクリスタルとドイツで買ったガラスの小鳥。一部、松ぼっくりをゴールドにスプレィして)

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特に、特に、今後の毎年が平穏でありますように、との願いを込めずにはいられない。

リースはただの飾りじゃないのかもしれないし。

wreath とひとことでいっても、実はいろいろありますよね。オリンピックで見かけるローレル・リースは月桂冠、ヒューネラル・リースはお葬式の花輪。そのいずれにしても、西洋のリースは同じパターンの繰り返しが基本形。なので、そういうスタイルが洗練されているように思えてならず、本当に、私はあまりいろいろな要素を足すのが苦手です。でもねえ、シンプルすぎると自分らしさが出しにくいし。どうかな、どうかなと過去に見た事のある素敵なリースを思い出して悩みます。(写真は10年ほど前に作った我が家の剪定枝ボールバードで作った、材料費ほぼ無料のリース)

それで思い出したのですが、ピープルズ・プリンセス、ダイアナさんが不慮の事故で亡くなった時、ロンドンじゅうでさまざまなヒューネラル・フラワーを見かけました。黒く染上げた葉っぱだけをぐるりと回した黒いリースをボンドストリートで見つけた時は胸を打たれた。ちょっと不謹慎な話題かもしれませんが、その簡潔な美のなかに悲しみがひっそりと収まって、今までに見たリースのなかでは一番美しいと思えたのです。ひとことでいうなら「格調の高い」リースでした。エレガントな香りのする。

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それに対し、クリスマスはおめでたいイメージで。やはり赤と緑が定番ですね。

さらに、百合丘公園ローズヒップで製作中のリースは、ここにさらに何を付けようか、多いに悩み中。どうもいろいろな素材を混ぜるのも避けたかったのでなかなか前に進まない。自分の家に飾るなら迷いなく好きなものにするけれども、公園に飾っていただくデザインは。自分好みなだけでなく、華やかさも大事ですものね。

悩み抜いて、来週は自宅から高速道路で1時間ちょっと、浅草の木馬にリボン、浅草橋にこれに似合うオーナメントを買いに行こうと思っています。やはり間に合わせではいいものが作れない。

いずれのリースも市販の土台は使わず、以前東急ハンズで買っておいたバスケット作り用のツルを輪にして、そこに束ねた素材をヒモで留めながら回転させて作りました。

途中のプロセスの写真を撮りそびれてしまいました。

また締め切りの19日までに仕上がったら、再アップしたいと思います。これは。実際にドアに吊るし、ワイヤーやグリューガンで形を整えながら作り込んでいる途中の図。 「愉しい!」

※この記事は2011年11月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


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