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Impatiens植物園

・牧野植物園まとめ(April 05, 2012)

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牧野植物園の入り口付近のチューリップのとパンジーの植栽。2色だけに絞った色彩計画は光と陰の色。陽光に映えて美しい。植栽担当は牧野植物園の金親(かねちか)朋世さん。

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 さらに数歩進むとあちらもこちらも桜が満開、グラウンドカバーで植わっているムスカリが素敵。

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さらに少し進むと、池の脇の湿地庭。 プリムラデンタータ。アリウムみたいで素敵です。

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 さらにこの後広がる景色も素晴しい。実際は池に浮いてぷかぷか動いている花皿鉢(はなさわち)の眺めが楽しい。この花皿鉢のプロデュースも金親さん。ほかにもたっくさんのデザイン個所があり、大変だったと察します。

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さらに階段を降りていくと広がる景色。360度すべてが植物園の植物景色。園芸家、一生に一度はどうぞ高知へ。私は生前の故八尋和子さんにそういわれていたので、この一年間で、何度もこの植物園に通えることを嬉しく思っています。が、表層だけで、きれいとか、花がどうとかいう以上に、植物学に対する深いまなざしに気づくと、また喜びも倍増です。学術的なアプローチに触れることもまた喜びであり。

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さて、広い園内の一番奥にある芝生広場は高知平野と四国山脈の景色がのびのびと気持ちの良い場所です。この写真は初日、さあて!始めるぞうー!と武者震い(?)して眺めた景色。

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金親さんと2ショット、金親さんは英国ウィズレーでディプロマを所得し、その後、牧野植物園へ。しかし、冷涼な英国と違い、南国土佐の熱帯性の植栽に苦労するそうです。私もまだ、5月の高知が、真夏のような気候と聞いてもピンとこないでいます。経験と想像である程度は乗り越えられると思うけれども、実際の気候を経験し、理解しないと安易に植栽はできないものではあります。

※この記事は2012年4月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


・牧野植物園まとめ2(April 06, 2012)

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これは、2日目。コンテナマスターさん達が登場する前の一日。いくら図面上で植物の配置図を描いても、実際の植物を目にするまでは、本植栽のアイデアは出ないものです。そこで、すべての植物が揃った時点で、10皿の花皿鉢の殆どの基本配置を一日目で決定。本当は、もう少しじっくり考えれば良かったのですが、時間が心配で。心配で。最初の作業は植物の職員の方々と、関東から駆けつけてくれたマスターの沼尻さんと。

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これも上と同じ日の写真。一瞬、もう出来ちゃったの???といわれたのですが。まだまだこれから。右側に見えている大バケツのなかに植物活力剤、自宅から持参のバイオゴールドバイタルをドバーっと入れて生体に刺激を与えながら植え付けましたが、この太陽で、ケースに入っている3号鉢が片っ端から乾いて行く!焦った!

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でも、なるべく花期の長い植物、フォリッジの美しさが数ヶ月は続くものを使いたかったので、短期に華やかなものは避けた。デルフィニュームとかダリアなど。(少しだけ使ったけれども)。ユリは高知のナーサリーから。ユリだけは、10日おきに植え替えだそうです。上の写真、黄色いプリペットの隙間にセリンセを植えた。まだ、葉のみで、ニョキニョキ伸びる茎と青い花穂がこのフォリッジの間から伸びる予定。

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やはり、この花皿鉢に、効果的に植物を植えるのは、案外やってみると難しかったです。今回初めてやってみて、ああもっとこうしたら良かった。とか、別の植物を持ってくれば良かったとか、いろいろ反省もあります。とにかく、全体で100種類以上の植物、当然千株以上の配置の大方を初日に終わらせたのですが。この後大嵐が...。

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嵐の直後でも、びくともしなかった背の低い植物たち。実は、土佐の光は輝くように、本当に強い光です。(かなり陽に焼け、お肌がボロボロに!)高知県、日本でもっとも光が強いのではないか?九州も強いでしょうが、この山の上は、また凄かったです。ソーラーパワーを思い知る感じです。
この植栽のタイトルを「ラディアント(輝き)」にした理由が、これでお分かりいただけると思います。

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これは嵐の直後、まだ雨が時々。チョッと見は華やかなのですが。このあと倒れたり折れてしまって ダメになってしまったユリを植え替え。勿体ないなー、と。

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この黄色いプリペット’レモン&ゴールド’は私の植栽の定番となっていますが、自宅や箱根で見るよりも、これまた、高知で見る方がさらに美しい、それもそのはず、この株は高知のナーサリー、Oさんの栽培環境と技術ならでは。黄色の色の輝きが全然違います。変にシュートが伸びて来ないので、とても扱いやすいプリペットです。

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今回、参加してくださった英国王立園芸協会コンテナマスターさん達と終了直後に記念写真。嵐の影響もあり、この日は全員、ボランティアでのご協力ありがとうございました! 左から小松さん、沼尻さん、高橋さん、私、花崎さん。

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皆さんと食べたランチも夜のご飯も楽しかった〜。そして、すっごく美味しかったです。写真は、牧野植物園のランチ、右の野菜のテリーヌは新鮮で抜群でした。そして、ここのランチはどのメニューも凄く美味しかったです。牧野植物園へ行ったら、必ず寄ってくださいね。


・牧野植物園 花皿鉢 総集編(April 29, 2012)

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牧野植物園 花皿鉢 総集編です! この後すぐに、国際バラとガーデニングショウ。牧野植物園の花皿鉢を見ていただくチャンスも他にないので、先ずはアルバムとしてご紹介。実際に高知に行けない方も、ぜひ見ていただけたらと。この、高知県特有のキラキラの光を感じて欲しいのです!嬉しい感想をたくさん頂きありがとうございました。やはり連休中とあってアクセスが少なめ(昨日で1787アクセス)ですが、きっと庭仕事に勤しんでおられる方も少なくないと思います。今の時期で、庭仕事はエンドレスですよね。まずは、基本の入り口から。このイベントは6月10日までですね。

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最初に皆様をお迎えするのが、この直径2メートルの花皿鉢。

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視線を右にふると、背後にも同系色の皿鉢。少なくとも最初に見える3点は同系色の皿鉢で空間の統一感を計りました。背後の景色も大きな影響を及ぼしますから。

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この皿鉢の後ろに見えている皿鉢に植えたキンキャラが、今回、私がもっとも愛する植物のひとつ。(下)

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このプチプチしたコニファーがそのキンキャラ。東京産です。手前の葉っぱはレンギョウの黄葉これも東京から。

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テーマ、高知県の強い光にあわせた「ラディアント」というテーマのためのメインコンテナ。直径5メートルの寄せ植えです。

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青空と光り輝く黄色い花たち。今にも空に飛んでいきそうなツゲのトピアリーが今回のメインキャラクター。

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裏に回ると、今回は思い切って赤いダリアやユリをいれました。この赤いダリアを見た時は、使い方が難しく悩みましたが、お店では一番よく売れる品種だそうです。もう少したくさんの銅葉を用意すれば良かったのですが。

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夏のギラギラの太陽に負けない強さをここで。

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赤いダリアに混じって黒花もたくさん入れました。オダマキ、ヤグルマソウなど。気づく人と気づかない人がいますが。落ち着きはここで。

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ちょっと引いてみるとこんな感じ。レイアー(重ねて見える景色)の効果で植え付けを考えるのが、こうした寄せ植えの基本です。

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こちらは、ピンクと銅葉。ここにこの後ブラックレースフラワーが咲きます。サリックスハクロニシキが思ったよりも白い葉っぱが出ない。このあともっと白くなってくれれば良いのですが。

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ホワイトをテーマにした花皿鉢。真っ白のダンチクを入れたかったのですが、圃場で探した時は、いいのがなかった。やはりキャスティングに恵まれないと思ったものができません。しかし、白の「スーパーアリッサム」はやはり凄い元気です。6月10日まで、このままどんどん大きくなり、咲き続けるはずです。ここにも濃い紫や黒系のオダマキ。目立ちませんが。

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柔らかいシャーベットオレンジのユリが入ることでやさしいトーンになったミドルトーンの花皿鉢。ここにも、植えた時は花のなかった白いオダマキや白いキンギョソウが満開。こういった色彩だけで作る庭が個人的には好きですが、それぞれ全部で10枚の皿に違う個性を与えるのも難しい作業でした。

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花皿鉢の最後の部分。入り口から最も遠いこの場所まで歩いてきてもらえるように、遠くから見た時にもビビッドにはっきり見えるようにコントラストの強い組み合わせにしました。空気遠近法的に柔らかな色彩でまとめてしまうとここまで歩いてきてもらえないだろうとの読み。

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優しい色調の、もうひとつの皿鉢。アメリカキササゲの葉は、男性の手よりも大きな葉っぱになるので、この後の変化も楽しみ。大きくなーれ。

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寄ってみるとこんな感じ。その場所から左側を見ると(下)

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こんな感じ。この皿の横に目を転じると、ちょっと強い色調の皿鉢(下)が。

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ジニアの植え付けのタイミングがよかったのでもの凄く咲いています。

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私の大好きなワイゲラバリエガータも今が満開!

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ハードワークでしたが、ここで働いた時間はまったく疲れを感じなかった。楽しくて、嬉しくて。それはきっと協力してくださった皆様の笑顔が、輝いていたからだと思います。そんな雰囲気や、思いのこもった牧野植物園.....。みなさまに、ありがとう!牧野植物園のウエブサイトにも詳しい情報が掲載されています。さて、気になるのはベルギーオランダ、締め切りは明後日です!まだ20名に達していないので、ヒヤヒヤです。その件はまた明日にでも。

※この記事は2012年4月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


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