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吉谷桂子さんのガーデンライフキーワード

Blue

・好きな色-6 青(August 19, 2010)

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ありがとうございます。ご好評に付き色の話を再開「青」の巻です。先日、胸のすくようなコメントいただきました。「ヨーロッパから戻ると、日本の景観の邪悪さが眼について、イヤになります…。」まったく同感!がしかし、どうしてこうなっちゃったんでしょうか。まず、色彩感覚が変。街の主要な場所の色だしは、色彩のプロが色出ししたのではなく、なんなく役所仕事で信号の色みたいにちゃっちゃっと決めたとしか思えない。「このほうが美しい」というようなビジョンはゼロ。たとえば、どうして環境の景色であんなに目立つ”ブルーシート”なんて作っちゃったんでしょう。ブルーシートのホームレスハウスはない方がよいのですが、それよりもあのブルーシートの色出しをした製産者に対していつも立腹。せめて、土の色に近いようなモスグリーンだったら、景色はもっとマシだったかもと。悪目立ちする青色のブルーシートを日本の街で目にするたびに憤る私です。でも、青の話、いきなり怒りからスタートですが、本当は青色がきらいな人なんて、いないはずなんです。誰だって、海や空の色は好き。私も大好き。ブルーには心を癒す不思議な力がある。写真は、私の大好きなハワイ、ラニカイビーチの朝の景色。でも、ブルーほど、質感に左右される色もない。だから、ビニールの青はだめ。自然素材でなければ。ブルーほど、自然と繋がっていたい色は他になく、海や空以外にも、夕方や夜を感じる青、光と陰のうちの陰を感じる青、炎の中にある青色やプールの青色、さまざまな青の持つ意味が連想されてこその色。

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また、シャガールの絵の中の青やゴッホの青、ピカソの青にマチスの青、それぞれに青には、青の詩情が必要。だから詩情のないブルーシートが許せない。

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青い花が大好きで、ガーデニングへの熱中が始まった18年前、庭を青い花だらけにしたくてかなり夢中だった。ところが、後から写真を見てみると、青い花は緑色の葉っぱにまぎれてしまい目立たない、なんだか地味で暗い景色ができてしまう。この写真みたいに目の前で見ればきれいに青いのに、離れてしまうと案外、空の光や葉っぱの色彩にまぎれてしまうことに気付いた。だから、青には補色。オレンジや黄色を混ぜることで「空間の色彩」色が補いあって、美しい世界を作る。ゆえに、庭の色彩計画を生み出した、かのガートルード・ジーキル先生も、青×黄色の花の補色対比の花壇を考案したのですね。長くなりそうなので、青の話はまた明日に続。

※この記事は2010年8月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


・好きな色-7 ブルー(August 20, 2010)

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「すべての色には意味がある」と、思っています。青は好きな色だけれども、さまざまな諧調の青があって、それぞれに意味が違う。空色は空想好きな人に好まれ、紺色は人から信頼される色。紺色のスーツは信用の証というわけですね。 でも、やはり、紺色だけでは暗い。この写真の方の世界観は面白いと思ったけれども、暗い印象も否めません。それに植物の形も。植物の形が小さいのでゴチャゴチャして見えます。 植栽は色(明るい×暗い)と、形(大きい×小さい)の両方でメリハリを。ちなみに、花色の世界では紫色も、しばしばその仲間に入ってくるけれども、これも光を吸い込む暗い色なので、素敵だけれども、組み合わせ方が大切。

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アメリカの大統領がここぞという大勝負の演説をする時、紺色のスーツに赤いネクタイをしますね。あれは、まさに、交渉事などに挑むには、力を発揮する色合いだという気がします。
大統領の話がでたのに、この写真じゃ格落ちですが、いいのがなくてスミマセン。全身紺色の服(ブーツとバッグは黒)に、赤いサンゴのネックレス(ハワイ、ラニカイの商店街の雑貨屋製)をして出かけるのは、男性が多いプレゼンの時など。

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ブルーにペイントされたフェンスにゲウムの花。

まさに補色対比、あるいは、違和配色(赤と青などは補色ではなく違和配色)のカラースキーム。インパクトがあって、目が釘付けになった。

そして、フェンスの背後に、見えるでしょうか。黄緑色のホスタが植わっています。

色彩の楽しさを堪能させてくれるコンビネーションです。

やはり、原色は強い。

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かたや、優しい水色。チャールズ皇太子のオリジナルグッズショップの窓枠は、スモーキーブルーな空色。なんともいい色で、このお店のなかにすてきな物が売っているという想像が(空想)が湧いてきます。(でも実際にすごくセンス良く、素敵なものが売っている!10や20アイテムは欲しいものが!)

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花壇だと、どうだろう。優しい雰囲気が好きだという方は、こんなバランスもいいと思う。だけど、なにか、私としては、フワフワとして頼りない。散らかった印象もあり。

ひとつパンチのある黄色い葉群の塊を植えたくなります。

そんな時にはフィリフェラオーレアとか、ツゲ・オーレアなど。ここが半日陰なら黄色いホスタなど、入れたいですが。

次回は、黄色と青を混ぜた色の話。
来週から超忙しいので、今書きだめ中!

※この記事は2010年8月に書かれたものです。文中のイベント、雑誌掲載の情報等は終了しておりますのでご注意ください。


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