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マイ・プランツ・オブ・ザ・マンス

2003年5月 バラ

チャーリーブラウン チャーリーブラウン
日本産のパティオローズ。とても強健で、繰り返しよく咲きます。秋も。こんなにかわいい。

日本の5月はバラの季節。英国だと6月なのですが、日本は、5月が初夏の陽気ということかな。さて、最近は郊外の住宅街で必ず目にする美しいツルバラの存在が気になります。

皆さんすでにご存じのように、ここ数年、海外から実に豊富な種類のバラが輸入され、それがこの2〜3年で根付き、5月ともなると、日本中のあちらこちらに見事なバラを見つけることができるようになりました。

やはりバラは百花の女王。いかに手間がかかろうが、それは手間のかけがえというもの。いかにもこれが「園芸家の本懐!」とばかりの園芸表現が可能な植物なのだと思います。

バラとガーデニング
去年、私が作ったバラの庭。
今年も、バラをふんだんに使ったショウガーデン
(5/16(金)〜21日(水)西武ドーム)を作ります。
ただ今、そのバラを育成中です。

まあ、とにかく花の存在感がすばらしい。庭で咲いている姿には不思議なオーラがあって、イングリッシュガーデンでは、バラの咲いてない庭はプリマドンナの登場しないオペラのようだといわれています。そして、香りを嗅いでウットリ。切り花で飾って自画自賛。特に個人的にはツルバラに憧れています。建築物の一部として華やかな姿を表したバラは最高。

王立バラ園
去年の夏訪ねた王立バラ園の景色。
白いバラはキフツゲート、花は小さいけれど、
枝ぶりが巨大に成長するので日本じゃ無理?

バラは、手間がかかることで知られています。本当です。でも、案外強いものでもあります。樹木ですものね。手入れを怠っても意外にしぶとく生きながらえる。だからどうしようもない姿で庭に蔓延ることもなきにしもあらずで、注意も必要。特に2万種以上はあるといわれるバラの品種には、それはもうさまざま種類があり、おどろくほど早く大きく成長するもの。いつまでもこじんまりと小さくまとまっているもの。縦にずど〜んと伸びるもの。横に広がるもの。垂れ下がるものなど。庭の中の植える空間に合った形状のバラを選ぶのはもとより、花の色・姿形のバリエーション以上に、かなり病害虫に強いもの(あまり手間がかからない)、弱いもの(手間はかかるが美しかったりして)、一期しか咲かないもの(ロマンティックなバラに多い)、繰り返し咲く品種(モダンローズはよく咲きます)、とその性格を把握することが大切です。

単に一目惚れとか、名前に憧れるだけで、そのバラの性格を知らずに狭い庭に持ち込むのは避けたほうが良い。とは、みんな知りつつ、やはり園芸家は憧れのバラを育てたいものなのですよね。私もいろいろ失敗しました。だから、この頃は、主に狭い庭で日本産のパティオローズ(ミニバラの別名)を育てています。これはよく、咲く。でも、案ずるよりも育てるがやすし。あまり細かいことを考えず、育ててみたい品種を選べばいいのだと思うのですが...。

バレリーナ
強健でよく咲くツルバラ、バレリーナをパーゴラに這わせて。


【Other information】
●用土=水はけ通気性の良い環境に有機肥料をミックス。バラの入っていた根鉢よりも、2回り以上は大きめの穴を掘り、根に直接さわらないよう土の下に肥料を入れる。

●施肥=春、植え付け時に遅効性肥料。その後毎年、春先と秋に緩効性肥料。

●条件=日頃の管理でもっとも大事なのが日当たりと風通し、水はけの良い土、肥沃な土が絶対条件。しつこいようですが、風通しをよくすると病害はかなり減る傾向が。

●肥料と病中害の予防法、また、大切な剪定について=細かくは毎月のように作業があるけれど、バラの特徴として、剪定が重要。大きくわければ、花後の剪定と、早春の剪定。定期的な肥料の追加と、予防薬。私はほとんど定期的に木酢液等のオーガニック剤をスプレイか水やりで入れる程度。それで、葉に病気がでたら、すぐ取り去る。時々現れる病気や害虫にはその都度対応。強い苗の育成はめざしているけど、病害虫のない完璧な育成は目指していない。
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