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マイ・プランツ・オブ・ザ・マンス

2003年4月 ラベンダー

ラベンダー ラベンダー

ラベンダーの本来のプランツエコロジー

私、ラベンダーの香りが大〜好き!いわゆる本物のトランキライザーは飲んだことがないのですが、私にとっては、ラベンダーこそが自然のトランキライザーです。とにかくイライラする時、落ち込む時、眠れない時、ラベンダーの花を指で軽くもみほぐし、あの香りを嗅ぐと「ああ〜これこれ!」って感じで、香りの良さに興味が集中し、その瞬間、リラックスしてイヤなことを忘れます。

なのでラベンダーのない生活は考えられず、日本でもあれやこれやと試していますが、この気候では、一番香りのいい"Lavandura officinalis "いわゆるイングリッシュ・ラベンダーの生育が難しいのです。高温多湿の日本の気候がニクイなあと思うのはこんな時...。

さて、去年の夏、野生のラベンダーが自生している場所はいったいどんな気候の土地なのか、それを知りたくて、フランスはプロバンスへの旅行を計画しました。長年の念願叶って過ごしたのは、広大な畑を持つラベンダー農家(農家件民宿)。7月上旬のことでプロバンスの玄関ともいえるアビニョンに着いた時は、摂氏32度の茹だるような暑さでしたが、そこから車で1時間ほどのラベンダー王国。ボークリューズ山脈の麓は強い光が射しているのにさっぱりと乾燥した21〜2度ていどの快適な場所。大地はほとんど石灰質の白っぽい土に石ころがぎっしりとまじった貧相な様子。でも、ラベンダーのエネルギッシュな姿には思わず感嘆の声が漏れる...。水はけがいいどころか、水持ちさえしないような土と砂利。乾ききった風。ぎらぎらの太陽が早朝から7時ころまであたっているけど、夜はコートがないと寒いほど。やはり、昼間の気温が上がっても、夜にしっかり冷え込み、夜露がたっぷり植物にあたることがポイント。

でも、これと同じ環境を日本でラベンダーを与えることは難しい。最高のエッセンスは購入するので我慢するとして、今は、4月になると出回る日本の気候にあった日本オリジナル種のラベンダーをあれこれ楽しんでいるところ。

さて、ギリシャ・ローマ時代から人気の高いラベンダーですが、その名前の由来であるラテン語のラバレという言葉は「洗う」という意味だそう。それはまさに精神の浄化作用を意味し、心を癒すだけでなく傷などの消毒効果、殺虫効果などもあると言われています。ラベンダーの価値を再認識して、生活に活かしてはいかがでしょう?葉っぱも茎も役に立ちます、乾燥させて、夏になったら線香のように使うのも楽しいです。虫よけの効果もちょっとあります。

額入り

HERB MEMO
ラベンデュラ= Lavandura
日頃の管理=日当たりと風通し、水はけの良い土が絶対条件。
肥料=春先と、秋に緩効性肥料を少量。多肥を嫌うので、やりすぎに注意。


【Other information】
●用土=水はけと通気性のあるものを。市販のものなら一般コンテナ培養土。

●施肥=春、植え付け時に遅効性肥料を少量。その後毎年、春先と秋に緩効性肥料を少量。多肥を嫌うので、やりすぎに注意。酸性土を嫌うので、春先に有機石灰などを追加。

●条件=日頃の管理でもっとも大事なのが日当たりと風通し、水はけの良い土が絶対条件。摘心して脇芽をだすと花数が増える。春先、アブラムシの発生に注意。

●増やし方=種まきよりも、挿し木が最適。 3/4月 9/10月に挿し木

●収穫=絶好のタイミングは4割ほど花が開花した頃、天気のいい乾燥した日の午前中に。その後、最低10日間は風通しのよいところで乾燥を。(但し高温多湿の時期は難しい、梅雨の来る前に!)

もっとも香りがよいのは、 Lavandura officinalis イングリッシュラベンダー。
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