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マイ・プランツ・オブ・ザ・マンス

2002年9月 ホトトギス

ホトトギス写真1 ホトトギス 油点草(ユテンソウ)
Tricyrtis トリキルティス
我が家のホトトギスはどうもタイワンホトトギスとの雑種みたいですが、この色がなかなか!

暦の上では、もう初秋。このところ、朝晩の気温がぐっと下がって、体感温度がいい感じになってきました。爽やかな風を肌に感じるのは、本当に嬉しいもの。とはいえ、まだまだ日中の気温が25度を上回るような真夏日の多い9月。本当の秋は、まだちょっと遠いのかも...。それでも早起きをして、さっそく朝露に濡れた庭にでると、草花のなつかしい匂いと頬にあたる風の爽やかさが値千金。大好きな季節が近づいていることがわかります。

さて、この時期の私の庭。一番のご贔屓がホトトギスなのです。

ユリ科の宿根草で、日本の他アジアの山野に自生しているようですが、この植物、実は私、英国の庭園では見たことがありません。トッド(カエルの)リリィというあだ名は聞いたことがあるけれど、やはり温帯の気候を好む植物ということで、英国のような寒冷地域では繁殖の難しい植物なのかもしれません。

晩秋に紅葉したカシワバアジサイと。
ホトトギス写真2



私は、英国では簡単に育つのに、日本では繁殖の難しい植物には憧れるけれど、その逆の、日本で簡単に育つ植物のことは愛している。大ファンです。
だって、理由は簡単。少ない手間で目を楽しませてくれる植物のほうが、私の忙しいライフスタイルにあっているから...。というわけで、前置きが長くなりましたが、3年前の9月、7年近くいた英国から帰国したときに、最初に東京都下の主人の実家の庭で、このホトトギスを発見したときは、ちょっと感激。だって、白地に暗紫色の斑点がとてもおしゃれだったから。
以来、この花のファン。
いわゆる鳥のホトトギスの紋によく似ているということで、この名がついたそうですが、なんともいい色柄ではありませんか。

しかも、この花を凄く気にいっている本当の理由は、見た目だけではありません。樹木の下、ちょっとジメッとしたほとんど木陰(半日陰)の地植えで、たいした手入れもしないのに、ず〜っと毎年、8月下旬から10月初旬まで咲き続けてくれる点がブラボー。ガーデンデザイナーという職業もしている以上、このような「ブランク埋め植物」の価値は本当に見直すべきでしょう。
みなさんの庭にも、いまいち日当たりが良くない庭の木陰、ジメッとした庭のブランクがあるようでしたら、お薦めです。

ホトトギス写真3


花ばかりではなく、グラウンドカバーよろしく広がる葉群も美しく雑草が生えてこないのがいい。

さて、実際のホトトギス属は種類が多く、なかにはレア系の品種で日向を好むものもあるようですが、栽培の簡単な一般的な Tricyrtis hirta トリキルティス・ヒルタなどが良いようです。

ホトトギス写真4

アスターやキキョウ、結実したヒペリカムと一緒に生けてみました。

【Other information】
●用土=保水性と通気性のあるものを。赤玉4、川砂4、腐葉土2程度
●施肥=春4月頃と花の終わった直後に有機肥料を株元に置き肥。
●条件=基本的には半日陰だが、落葉樹の近くなどで、春先は日に当たったほうが花着きがよい。
●植木鉢で育てる場合=水切れに注意。他の植物よりも水やりをまめにチェックのこと。
吉谷桂子のガーデニングブログ

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