カンナ

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  1. カンナ

庭を彩るカラーリーフたち

カンナ
[学名] Canna
カンナ属カンナ科

とにかく暑いのは苦手!なのは私だけでなく、多くの植物たちも同じだと思います。こんな時期、熱帯産の植物たちは、夏の太陽を正面から浴びて元気いっぱい。頼もしいかぎりです。

カンナが際だつ我が家のベランダ

こうした植物が庭にいてくれることで、庭全体も、世話をしているこちらも元気になります。苦手な夏を乗り切る、そんな強者を庭に植えましょう。

私の庭で元気なのは、おもに多肉植物のアガベ、ユッカ(来月の特集を予定)、そして、夏の球根植物のいくつか・・・、なかでも優秀、もっとも美しいのがカンナです。

原種のカンナ、コクネシア

カンナは主にアジア、南北アメリカ原産とされていますが、園芸品種の改良は、おもにフランスです。どうりで夏のパリの街では公園やロータリーの植裁でカンナが花盛りです。

また、イタリアでもよく見かけました。装飾性の効果の点でも強健性でもみとめられての抜擢でしょう。

さらに、近頃はロンドンの公園にも温暖化の影響からか、たくさんのカンナが植えられるようになり、いやでも目立つ存在です。

カンナの大きな葉を光りで透かして眺めたときが最高!

さて、カンナの最大の魅力は、なんといっても、直径30センチから大きなものでは60センチもの、大きな葉です。それがすうっと伸びて大きく立ち上がる姿が素晴らしい。

葉そのものの個性にもいろいろあって、緑の大きな葉、銅葉、茶と黄緑のストライプ、白と緑のストライプなど。

銅葉でしかもピンク色の花が珍しいカンナ『デバルト』

花は...、というと、原種は赤。園芸品種は赤-ピンク-黄色とあり、現在はその品種数、約50種といわれていますが、実際の流通は限られて、派手な原色が目立ちます。

実は私は個人的には、原色すぎる花色が苦手です。他の植物とのバランスが難しいからです。で、最近やっと、自宅の庭用に、素敵なピンクの花色×銅葉のカンナ'デバルト'を見つけました。

ほかに、'プフィッツァース・チャイニーズ・コーラル'、'コメディー'などは花はピンクですが、葉は緑色。やはり葉が銅葉というのが他の多くの緑の葉の植物と差がついて美しい。やはり、カラーリーフは頼もしいということがいえそうです。

ノーブルな銅葉を引き立てる青系の葉群はユーフォルビア・カラキアス、ジュニペルス'ブルースター'

そんなカンナの大事な役目が、庭のまとめ役です。夏、周囲の植物が草臥れてダラダラしていても、その中心ですっくと立つ姿。これが素晴らしい。

先日、ある植物好きの方から「夏になると、どうしても庭が草ぼうぼうになってしまいだらしなく見えてしまう」との、相談を受けました。

そこで、カンナやギボウシなど葉の大きな植物をポイント的に植えて、ぼさぼさの間にぱりっとした大きな葉の面を作ることで、視覚的にはおちつくことを伝えました。どうしても、花のかわいらしさだけで植物を集めてしまうと、花のない時期、特に暑さの最高潮の時期は庭が生彩なくぼさぼさの印象になりがちですよね。

もっともパワフルな存在感のあるカンナ'インディカ'

きりりと庭のムードを引き締めてくれるカンナ。狭い庭でも同じ効果がありますからぜひ、試してみてください。

その他の情報

  • 用土=腐植質に富んだ排水性と通気性の良い土。植え込みどきに、元肥をしっかり入れる。
  • 施肥=芽だし期や夏の一番暑くなる前、冬がくる前、表土に完熟堆肥や腐葉土などでマルチング。
  • 条件=一年を通して、日向の場所がベスト。土の表面が乾いたら水やりを。
  • 最大の注意点・その他=熱帯原産のため、暑さには強いが寒さには弱いので関東以北では冬は鉢上げして霜のあたらない場所で越冬を。要は、根茎を凍らせないようにする。寒さの度合いによっては、晩秋、地上部が枯れたころに(残っていたらハサミでカット)枯葉やワラや堆肥などでのマルチングをたっぷりと厚めに掛けてやるだけでも、防寒効果がある。病害虫の心配はほとんどなく、鉢植えでも地植えでもよく育つが、黄色い斑がでて元気がないときは、ウイルスの可能性があるので、早めに抜いて処分する。

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