リグラリア

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  1. リグラリア

庭を彩るカラーリーフたち

リグラリア
リグラリア
[学名] Ligularia
メタカラコウ属

風薫る5月は、日本のガーデナーにとって、一年で最高の月なのではないでしょうか。草花の美しさ、気候の良さ、まだ、ヤブ蚊の出没もごくわずかだし...。私も、仕事とはいえ、今の時期だけは朝から晩まで庭仕事ができる日が嬉しくてなりません。イギリスの真夏とよく似た気候がまさに日本の5月という気がします。

さてさて今月はあまりにも、取り上げたい植物が多くで、どれを選ぶか迷いました。ギボウシはいわずもがな。

サリックス・ハクロニシキの白と淡いピンクの葉、ナルコユリの白くてシャープな斑入り葉。これには、今まさにかわいい花までぶら下がっています。

ヒューケラの微妙な銅葉に、黄土色、白斑のいろいろ、どれもこれも、どんな植物も新しい葉を吹いて見事な美しさです。

私事ですが今月、私の家がやっと住める状態までできあがりつつあり(自分達で細かく手仕事で作っている部分が多いので、実際の完成はまだ半年以上先になりそうです)今は本当に少しづつ住みながら家を作っていて、庭も徐々に仕上がっています。

その新しい家の北側、私の書斎裏には、フォリッジの美しい、シェード・フォリッジ・ガーデンがあります。

まだ完全とはいえないのですが、思い切って本邦初公開、私のフォリッジ・ガーデンをご紹介します。

そしてこの庭の中でも、1、2、3を争うビューティ・リーフの植物を取り上げます。それが、濃いアズキ色したリグラリア'ブラッドマリークロフォード'です。

葉の色だけでなく茎の色も美しく、その茎と葉からなる彫刻的な形が見事です。庭の眺めの引き締め役としても最高の存在。イングリッシュガーデンでも、大人気の植物です。イギリスでは日向を好む傾向があるように感じましたが、日本では、どちらかというと日陰を好み、ベストは朝日の当たる半日陰。夏は直射日光で、葉がよたよたになるので注意が必要です。気温が下がり、水分を得れば、夕方元気を取り戻しますが、とにかく水を好み、乾燥には弱いようです。アジサイと生育条件が似ていると思えばよいようです。

デザイン的にも庭の周囲のお相手は、ギボウシやアジサイ。ギボウシがハート型の葉で空間を埋めるのに対して、リグラリアは丸い葉で空間を埋めます。

リグラリアの主な原産地は、アジア。日本の本州に自生するマルバダケブキは私の愛培する銅葉のリグラリアに色は緑色ですが、形も花も良く似ています。園芸種のリグラリアがイギリスで品種改良されたものは夏の暑さが苦手なようですが、耐寒性はあります。

その他の情報

  • 見頃と植え付け=銅葉が最高に美しいのは5月頃。夏に黄色〜オレンジ色のマーガレット状の花が咲く。植え付けは、ポット苗ならいつでもOK。秋、タッセルのような栗毛色のドライフラワーがまたかわいい。購入する際、園芸品種は初夏に葉色や葉の大きさ、花の形や香りなど、複合的な要素を見極めて決めるとよい。
  • 用土=肥料はあまり必要ないが水を好む。コンテナ栽培の場合でも2〜3年は植えっぱなしで大丈夫だが、株が混んできたら、早春に株分け。市販の一般花用コンテナ培養土に不要土や赤玉土を1〜2割増しで入れるのも効果的。また植え付けの際、市販の土壌活性剤や珪酸白土などを加えるとなお良い。梅雨の湿り気でも元気。
  • 施肥=秋に、冬越しの準備や芽だし時期、表土に完熟堆肥や腐葉土などでマルチングすると良いが、特に肥料はやらなくてよい。
  • 条件=基本的には半日向がベスト。
  • 注意点・その他=湿り気を好むので、ナメクジに注意。

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