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吉谷桂子さんのガーデンデザイン講座

第6号 : フェンスと植物の素敵な関係

「フェンスも、立派な園芸用品」そう思っている方は以外と少ないのではないだろうか。
素敵な寄せ植えが置いてあるお宅でも、家のぐるりを囲むフェンスは「私、園芸とは無関係です」とでもいいたげな顔をして、素敵なガーデンづくりの役にたっていないのは、とても残念に思われる。特に、日本のような住宅事情なら、平面積を取らず、立面を利用した、フェンスや壁の"フェンス・ガーデニング"や"ウォール・ガーデニング"がもっともっと発達してもいいはず。

これはたとえば、フェンスと植物をどう絡ませるか…。これがとっても楽しい課題。堅い表情のフェンスに植物が寄り添うことで生まれるハーモニィ。私なら、それを考えただけでワクワク…。


2001年ローズショウ。↑ローズショウ
前回同様、2001年に私がデザインしたバラとガーデニングショウの庭の、ピンクガーデンのフェンス。
注意深く色出ししたライトグリーンのフェンスと、ピンクのバラのコーディネートが自慢です。


特に楽しみなのが、色づかい。
フェンスを伝うツル植物、少し背の高い花が咲く一年草、宿根草、斑入りの葉ものなど、さまざまな植物の配役が考えられるけれど、壁に絵を描くように、フェンスの色とのコントラストを考えながら、一度に沢山の花色を使わず、同系色の花とさまざまな明度の葉っぱの組み合わせてそのバランスの妙を工夫すると、思わず歓声の上がる素敵なウォールガーデニングが楽しめる。





ブルーフェンスに華やかなオレンジのダイコンソウが見事。
ブルーフェンスとダイコンソウ


え? 我が家のフェンスは素っ気ないからダメだって?う〜ん、そうですね。フェンスの素材として、私がもっとも憧れるのは、昔ながらの木製ピケット・フェンス。ブルーやグリーン、テラコッタ色などにペイントされた木製のフェンスに、パープルやオレンジ色の花が寄り添ったらどんなに素敵!

アメリカの住宅地で見かけるような白のフェンスならピンクのバラがお似合いでしょうね。でもフェンスは、そんな木製のロマンティックなものに限らず、大量生産されているアルミやスチール製のフェンスだって良い。
そんなフェンスに好きな色彩のペイントを塗り、スイカズラ、ブドウのツルなどを絡ませたり、ハンギングコンテナをしっかり取り付け、道行く人々に生きた壁画のプレゼンテーションをしてはどうだろう。
但しこのこのフェンス・ガーデニング、とても目立つだけに、植物の水やり剪定等、毎日のこまめな植物のお手入れが大切なのはいうまでもないこと…。あなたが、今まで以上に忙しくなるのは必至。


ブラックフェンスとハンギング
ロンドンの街で見かけたブラックフェンスにハンギングコンテナをセッティングしたアイアンフェンス。
黒のフェンスにはカラフルな花が良く似合う。

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