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文化通信

第33号 : 映画「バースデイガール」

イギリスで撮影された映画というのは、その映画が特別「自然」を物語るものでなくても、無意識のうちに美しい植物や庭が背後に写りこんでいたりしますね。それだけ普段の生活にガーデニングが浸透しているってことでしょうか?今回ご紹介する作品もそんな一本。

モテない主人公が、ネットでロシア人花嫁を注文するところからこの話は始まります。予定とは違いやってきた花嫁はとっても美人で、英語が全く話せない。それでも少しずつ気持ちを通じ合わせるふたり。そんなふたりの前に彼女の友人と名乗るあやしいロシア人二人組みが現れる。乱暴で粗野な彼らに巻き込まれる主人公。そして彼は隠されていた事実を知ることに…。

ブルーレースフラワー犯罪がらみのサスペンスと思わせつつ、なんともちぐはぐなロシア人と主人公の交流が笑いも誘う不思議な作品です。主人公が住むのはロンドン郊外のセントオルバンスという街。彼が住んでいる一軒家やその周辺、あやしいロシア人たちと出かけるピクニック、森の中の散歩やジョギング。美しい自然がたくさん見られます。なかでも散歩中に写る「レースフラワー」(と思われる)花が印象的でした。
この映画の監督と脚本家のふたりは兄弟で、このセントオルバンス(もちろんロケも現地で行われています)出身とのこと。地元への愛情のせいでしょうか?殺伐とした話に似ず、あたたかい風景が多い作品でした。

[Birthday Girl]
  2001年 アメリカ・イギリス映画
  監督:ジェズ・バタワース
  出演:ニコール・キッドマン、ベン・チャップリン、
     ヴァンサン・カッセル、マチュー・カソヴィッツ他

≪第32回 第34回≫


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