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文化通信

第30号 : 映画「ジェヴォーダンの獣」

今回ご紹介するのは、世にも恐ろしい実話を元にした作品から。

15世紀のフランス。ジェヴォーダン地方で100人以上が惨殺されるという事件が発生。殺されたのは何故か女子供ばかりで、その遺体には巨大な動物の爪あとが残されていた。この恐ろしい話は遠くパリにいる国王のもとにまで届く。国王は自然学者フロンサックを送り込み、その正体を暴かせようとするのだが…。

全編ジェヴォーダンという地方で繰り広げられるお話しなので、美しい大自然をたっぷり堪能できる作品ですが、今回見ておきたいポイントはズバリ「フランス式庭園」。丘陵地のジェヴォーダンで繰り広げられる恐怖の惨殺事件、対して国王が住む華の都パリ。その対照をくっきりきわだたせるかのような、典型的フランス式庭園が宮殿の中庭に見ることができます。
その特徴はカッチリとした生け垣の刈り込みと左右対称であること。人工的な美しさと大自然が両方たのしめる作品です。

左右対称の公園


[Brotherhood of The Wolf]
  2001年 フランス映画
  監督:クリストフ・ガンズ
  出演:ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ、サミュエル・ル・ビアン他

≪第29回 第31回≫


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