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文化通信

第19号 : 映画「ベートーヴェン・不滅の恋」

ベートーヴェンの生涯を、いままでになかった方向から描いた作品。

1827年にベートーヴェンが亡くなったところから話は始まる。彼の親友が宛名不明のラブレターを発見し、その相手を探しに女性たちを訪ね歩く。女性たちの話を聞けば聞くほど、そこには彼が今まで知ることのなかった天才作曲家の側面が浮かび上がってくる…。

この話はウィーンを舞台にした華やかなラブストーリーですが、実際の撮影で使われたのは、チェコの首都プラハ。第11号「フロム・ヘル」に続いてのプラハ。この首都は昔ながらの町並みや、お城が残っているせいか、映画の撮影ではよく使われているようです。ちなみに「フロム・ヘル」は約100年前のロンドンが舞台でした。

イメージ写真

貴族たちが音楽会やパーティーを開く宮殿や、その宮殿の前に広がるきちんと作り込まれたフランス式庭園も見事ですが、その整った庭園と対比するかのように描かれる、森や自然も大変美しく描かれています。

ベートーヴェンが恋人を追いかけて走る小道や、耳が聞こえなくなってからの草原での静かで穏やかな日々、第九にのせて思い出す子供の頃見た星空、ショルティ指揮、ロンドンシンフォニーの音楽でドラマティックさに磨きがかかります。

人工的な庭園とウィーンの周辺に広がる自然な森、これは両方が楽しめるお得な作品です。一度ご覧になった方も、ぜひもう一度!


[Immortal Beloved]
  1994年 アメリカ映画
  監督:バーナード・ローズ
  出演:ゲイリー・オールドマン、ジェローン・クラッベ、イザベラ・ロッセリーニ他

≪第18回 第20回≫


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