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文化通信

第18号 : 映画「夏至」

今回は初めての「アジア映画」。
ガーデニングといえばイギリス、大きな庭といえばアメリカ。
ここらでひと息、アジアの美しさも見てみましょう。

この映画の監督はフランスに住むベトナム人。
この作品の前にも「青いパパイヤの香り」「シクロ」といった作品で、ベトナムを美しく描いています。

あらすじは、ハノイに住む美人三姉妹、三人三様の恋愛話。
穏やかに和やかに見える彼女達もそれぞれに悩みを抱えている…という話なのですが、映画はゆっくりとしっとりと美しい画像をつなげるだけで、淡々と進んでいきます。

湿度が高く、暑そうな空気が涼しげに描かれています。
そして見るべきはインテリアとレイアウト。
台所は軒下みたいなところなのですね。
これがベトナム式?ハノイ式?
木陰で雨の日は傘を差しながら台所仕事。
ちょっとタイヘンそうです。

このように外と内の境目があいまいなのがベトナムらしいところのようです。
すべての窓は開け放たれていて、窓の外にはすぐ緑の葉が。
部屋の中にも植物はたくさん飾られていて、たくさん束ねられたハスの花が印象的です。

ハス

これから夏がやってきて、うだるような暑さの毎日も訪れるでしょうが、そんなときにはもう一度この映画を見てみようと思います。
暑さから逃れることはできませんが、この映画の雰囲気のように、暑さを楽しんでみようと思います。


[A LA VERTICALE DE L'ETE]
  2000年ベトナム・フランス映画
  監督:トラン・アン・ユン
  出演:トラン・ヌ・イェン・ケー、グエン・ニュー・クイン、ゴー・クアン・ハイ、チャン・マイン・クオン

≪第17回 第19回≫


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