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文化通信

第4号 : 映画「アメリカンビューティー」

どこにでもある、ありのままの現代アメリカの家庭におけるひずみを見事に描いたとして、2000年アカデミー賞作品賞を受賞した映画です。
主人公はサエない、会社からはリストラを匂わされている中年男。
妻は仕事で成功しキレイな家に家族そろって住むだけで、理想の世界に生きている気になっており、娘はそんな両親を軽蔑しています。
そして主人公が娘の友達に一目ぼれした時から、すべてのバランスが崩れていく…。

タイトルの「アメリカンビューティー」は主人公の妻が庭で育てているバラの名前。恐ろしいくらいに整えられた庭や家にマッチした、不自然な美しさを演出するのに使われています。また、中年男の夢の世界でも。
バラはそれぞれの理想の世界を象徴するものとしても描かれています。
赤い花びらに囲まれた裸の少女の映像は記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?

バラの写真さて「アメリカンビューティー」ですが、オールドローズの一種で実在する品種です。(映画で見ていると花びらはあまりオールドローズっぽくはないようですが…。)
木立ち性で茎が長く、春または秋に花を咲かせる。花は大きく、芳香性。花は長く咲きつづける。熱に強く、手入れはそれほどたくさんしなくてもよい。
主人公の妻のように、ムキになって育てなければとても美しい花です。

[American Beauty]
  2000年 アメリカ映画
  監督:サム・メンデス
  出演:ケビン・スペイシー(アカデミー賞主演男優賞受賞)、アネット・ベニング

≪第3回 第5回≫


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